サタケはミャンマーに昨年10月納入した大型精米プラントが順調に稼働していることを明らかにした。ミャンマー政府は同国内で生産される米の品質向上をめざしており、サタケは最新鋭精米プラントの販売推進を通して、同国の精米技術・米品質向上を支援する。
アライアンス・スター社精米工場
同社が大型精米プラントを納入したのは、総合建設業のアライアンス・スター社の精米工場。同社は首都ネーピードー連邦領に精米工場を昨年10月建設し、精米業に新規参入した。同連邦領は2003年から建設が始まった新首都。今回納入したものが連邦領で初の大型精米プラントとなる。
プラントには最新鋭の精米機のほか、不良品を除去する光選別機、米の品質を評価する分析機器を備えており、高品質な米の製造が可能。製造した米はミャンマー国内向けに販売しているが、将来は輸出も視野に入れている。
サタケは1997年からミャンマーのヤンゴン市に販売拠点を設置。ヤンゴンエリアを中心とする20カ所に精米プラントを納入するとともに、現地駐在技師によるメンテナンスに力を入れてきた。
また、プラントを導入したユーザー先のオペレーターに対し、精米知識や機械構造に関する研修プログラムを実施している。このような実績が評価され、今回の受注につなげた。