合食（神戸市、砂川寿三夫）のグループ会社で、鮭フレークや乾燥珍味を製造する朝日食品（北海道、大塚勝啓社長）は函館市に建設していた新工場を完成し、竣工式を29日行なう。稼働開始予定日は10月17日。
函館市港町埠頭に今年３月着工した。従来の２倍の生産能力で市場のニーズに応えるとともに、品質面でもISO22000の早期取得を目指す。
敷地面積は約１万�屐別�3029坪）、建屋面積は4107�屐別�1242坪）、延床面積は約5193�屐別�1571坪）。
生産能力は１カ月当たり珍味バルク45ｔ、珍味小袋50万袋、フレーク100万本。
函館市は市町村魅力度ランキングで常に上位をキープしているが、ここに建設することで「函館ブランド」を新たな付加価値として新商品の開発にも力を入れる。「新工場完成を機に、需要拡大や多様化するニーズに対応していくことはもちろん、安心安全な食品を製造するための取り組みを今後もさらに強化していく」（朝日食品、合食グループ）としている。
合食は1948年創業。水産物・加工食品の輸出入や製造・販売を行う。資本金は9020万円。神戸市の本社のほか、東京、大阪、函館に支店を持つ。