カジワラの梶原会長が旭日小綬章受章
旭日小綬章を受章した梶原会長
春の叙勲・褒章受章者がこのほど発表された。食品機械業界では日本製パン製菓機械工業会の元理事長でカジワラ（東京都台東区）の梶原徳二会長（86歳）が旭日小綬章、イシダの滋賀事業所で板金加工業務に従事する島田敏和主任技師（52歳）が黄綬褒章を受章した。
梶原会長の受章は食品機械の技術発展に貢献した「発明考案功労」によるもので、以下の３つの功績が称えられた。
�／�材を低速で微細に混合しつつ加熱調理する撹拌（かくはん）機構という欧米にはない独自の機械を開発し、日本的な調理加工食品の工業的生産を可能としたこと。
��大量調理でも手作りの味を再現する熱源の研究を行い、ハイブリッド加熱撹拌機の開発と工業化を行ったこと。
�Ｂ榛未平�品にあわせた撹拌機構・加熱容器・最適な熱源の研究とそれらを複合的に制御するシステムの開発を行ったこと。
旭日章は勲章の１つで、社会の様々な分野で顕著な功績を挙げた者を表彰する。発明考案功労での旭日小綬章受章は「極めてまれなケース」（カジワラ）だという。
イシダの島田主任技師が受章した黄綬褒章は「農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方」（内閣府）が受章対象。島田主任技師はステンレス板の切断から曲げ加工、溶接、仕上げ（研磨）に至る板金加工全般の技術、後進を育てる姿勢が高く評価された。
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