独自の商品開発プロセスで高品質化、利益も拡大
中村社長
同社は昨年、商品価値の向上めざした外部との共同開発、エリアのニーズに合った商品開発、ピークタイムに合わせた売り場の強化といった施策を実施。売上高、前年比５％以上を達成し、一定の成果を出した。
重点施策として「既存商品開発プロセスの見直し」、「品揃えの最適化」と「人材の活用強化」を打ち出した。
既存商品の開発プロセスの見直し
３カ月ごとに行っていた既存商品の見直しを12カ月ごとに改めた。
この見直しにより�’�間での原材料ごとの使用量がわかり、コストを削減した調達ができるのでスケールメリットが望める�⊂霾鷦�集する余裕ができ、新規調達先を探せる��マーケティングや販売部門と時間的余裕を持ってコミュニケーションがとれるので品質が高く、売場定着率の高い商品開発ができる。
品揃えの最適化
各店舗のマネージャーに権限を委譲したオペレーションであるため、状況に応じた柔軟性のある対応ができる反面、全国の売れ筋商品を置いていない店舗がある、顧客が買いやすい陳列の仕方ではない、などの課題が散見された。
そこで売れ筋商品を明確にし、どの店舗でも扱えるようにする、顧客が買いやすい陳列の仕方を標準化する、など各店舗の格差に対応しながらも最適化した品揃え、売場展開にしていく。
昨年も実施し、効果のあったピークタイムに合わせた売場の強化も引き続き実施する。
人材の活用強化
西友との人材交流を行ったり、ポジションを公募で決めるなどにより、潜在力のある人材を発掘し、その機会を提供する活動を継続する。
特に若手、女性の活躍を推進するため、様々なトレーニングなど機会提供を強化する。