フィリピンにレンタル工場
スターツコーポレーションが出資するフィリピンの現地法人、Starts Facility Philippines Inc．（スターツファシリティーフィリピン）は、フィリピンのPEZA工業団地内で、自社の企画・賃貸・管理によるレンタル工場、「スターツ レンタル ファクトリー」の運営を１日から開始した。
フィリピン経済特区庁が認定したPEZA工業団地内にあり、入居するPEZA認定企業は４年間（最長８年間）の法人所得税免除、輸入資本材・部品・原材料の関税免除、通信・電力・水道代を含む現地購入品の付加価値税12%免除などの税優遇がある。
レンタル工場
日系企業が集積するラグナ州サンタ・ローサ地区のグリーン・フィールド・オートパークにあるので、マニラ中心地から車で約30分と立地がよい。駐在員の効率的な動きと、移動や物流に係わる燃料費・高速代などが節約できる。
企業ニーズを捉え、基本電力や上下水道の設備を備えており、当初から追加電力供給用の配線スペースを埋設している。入居企業が運営上必要な、細かい部分にも配慮した作りになっている。
グループ会社のスターツフィリピンが賃貸仲介を担当する。今後はスターツコーポレーションの国際事業本部と連携しながら、日系企業の海外進出をサポートする。
フィリピンに新規進出する日系中堅メーカーは土地の購入や工場の建設に伴う初期投資を極力抑えたい。
スターツファシリティーフィリピンはレンタル工業の事業認可を昨年７月取得した。日系中堅メーカーに的を絞った1000�崛宛紂■袈莢茲両�規模なレンタル工場を建設し、11月30日竣工した。
１日現在、プラスチック成形加工、金型製造、精密板金加工、重量物梱包材製造を営む４社の入居が確定している。