調理・業務用ロボット開発のスタートアップ、TechMagic(東京都江東区、白木裕士社長)は世界初のパスタ自動調理ロボット「P-Robo」をこのほど開発した。
カフェ&バー「プロント」(プロントコーポレーション運営)の新業態店「エビノスパゲティ」に導入されることが決まった。プロントは一連の調理工程を完全自動化し、省人化によって確保したリソースを商品開発やサービスに活用する。
パスタ自動調理ロボット「P-Robo」、スパゲティ調理の自動化を実現した
パスタ自動調理ロボは2018年から両社が共同で開発を続けてきた。商品のオーダーから麺の茹で、具材・ソースの供給、調理、鍋の洗浄まで自動で行う。開発過程で最も注力したのは「熟練の調理技術の再現」。調理のスピードはもちろん、おいしさの再現性にこだわったという。
新業態の「エビノスパゲティ」は東京丸の内の丸ビルに今年夏オープンする。食事のほか、アルコールだけでも楽しめるスパゲティ店で「速さ旨さに秘密あり」をうたっている。プロントは自動調理ロボを導入した新店舗を夏以降も出店するとしている。