世界初、飲料用PETに植物由来100%キャップ導入

 サントリー食品インターナショナルは飲料用ペットボトルに植物由来原料を100%使用したキャップを今月から導入する。世界初の取り組み。主原料のエチレンを100%植物由来化したポリエチレンキャップ。
 九州熊本工場(熊本県上益城郡)で生産する「サントリー阿蘇の天然水」(550ml)から使用する。出荷量は年間約150万ケース。現在のキャップに比べ、1個あたりの石油由来原料の使用量を年間約90%、CO2排出量を約56%削減することができる。
 サントリーはリデュース、リサイクル、バイオを表す「2R+B」戦略を掲げ、これまでに国産最軽量のペットボトル、国産最薄の商品ラベル、植物由来原料30%使用のペットボトルなどを採用してきた。キャップについては植物由来原料30%使用のバイオキャップを2016年に世界で初めて導入していた。

  サントリーは「2R+B」戦略で環境貢献に取り組む