ＡＩ活用の生産計画立案システム開発
サントリー食品インターナショナルはＡＩを活用した「生産計画立案システム」を日立製作所と共同でこのほど開発した。実際の製造拠点で効果を検証したところ、作業時間を大幅に短縮できる見通しが得られたため、2019年１月から自社や委託先の主要工場で運用を開始する。
国内の生産計画を最適化し、�ー�要変動に即応する安定供給体制の構築、��業務効率改善による生産性の向上、�Ｆ�き方改革の実現につなげる。
従来の生産業務計画は需要変動や生産・輸送コスト、設備・ライン能力、作業時間など複雑な制約条件を考慮する必要があったため、複数の熟練技能者が経験に基づいて立案していた。平均で毎週約40時間かかっていたほか、エリア単位で計画立案するためエリアごとの個別最適にとどまっていた。
今回のシステムはサントリーの計画立案ノウハウに日立のＡＩ技術を組み合わせた。工場の制約条件を加えても、膨大なデータから約１時間で最適解を抽出できる。作業時間の短縮、生産リソース全体を有効活用した最適案の作成、修正業務の負担軽減、誰でも使える操作性を実現する。
生産計画業務計画の課題とシステム導入後の改善効果