サラダ白書2018、約3割が「調理時間短くしたい」

写真は新商品「10品目のサラダ かぼちゃビーツ」

 サラダクラブは8月31日の野菜の日に合わせて、野菜に関するアンケート調査結果をまとめた「サラダ白書2018」を発表した。2010年から実施している年次調査で、テーマを毎年変えている。今年は全国の20〜60代の男女2060名にダイエットに対する意識と食に関するライフスタイルについて聞いた。
 ダイエット方法では「経験したことがある/興味がある」こととして、「野菜から先に食べる」がそれぞれ42.7%/32.0%と突出して高かった。以下、「糖質制限(22.6%/15.4%)」、「野菜中心の食生活(15.0%/14.5%)」と続き、ベジファーストに対する意識の高さがうかがえた。
 また、「スムージー、コールドプレスジュース」を使ったダイエット方法を経験したことがある人は6%と低いが、半面、興味がある人は12%と比較的高く、今後取り入れる人が増えることが予想される。

野菜不足の理由は「価格が高い」

 普段の生活の中で長くしたい、短くしたい時間を聞いたところ、長くしたい時間のトップは「睡眠(57.2%)」、短くしたい時間は「調理をする時間(28.6%)」だった。一方で、食事をとる時間は「朝食」、「昼食」、「夕食」とも長くしたい人が多く、調理に時間をかけず、ゆっくりと食事をとりたいという志向がうかがえた。
 野菜不足については全体の7割超が認識しているとの結果が得られた。その理由は「野菜の価格が高いから」が40.9%でトップを占めた。昨年より10ポイント以上増えた。同社は「調査時期が天候不良による野菜高騰時と重なったことも一因」としている。それ以外の項目は減少傾向にあることから、消費者は野菜価格の安定を最も望んでいることがこの調査からもわかる。
 調査はWEBによるアンケートで今年2月28〜3月2日に行った。

注目度高いビーツ配合の新商品を発売

スーパーフードのビーツを配合

 サラダクラブは新商品「10品目のサラダ かぼちゃビーツ」を9月4日〜11月12日まで期間限定で発売する。3〜4人前の容量で野菜をたっぷり食べられる「10品目のサラダ」シリーズの秋季限定商品。秋が旬のかぼちゃをメインにビーツ、ロメインレタス、にんじん、レタス、レッドキャベツ、グリーンリーフレタス、トレビス、黄パプリカ、水菜をバランス良くミックスした。
 中でも鮮やかな赤色が特徴のビーツはスーパーフードとして知られ、葉酸やビタミンC、食物繊維、鉄、マグネシウム、カリウムを豊富に含み、ロシアの伝統料理「ボルシチ」などに使われる。
 今年のサラダ白書でもビーツの摂取意向は高く、高栄養価野菜の中で上位を占めた。今回は「注目度の高いビーツを多くの人に食べてほしいという思いで配合した」(同社)。165g、284円(税抜)。
 同時発売の「お家で作るごちそうサラダ 秋のサラダ用」(95g、189円・税抜)はレタスをベースに橙パプリカなどを合わせた。「Select SALADA かぼちゃキャベツ」(55g、100円・税抜)はかぼちゃとトレビスをトッピングした。いずれも11月12日までの期間限定。