使用電力を「見える化」、業務用大手卸

 トーホーと同社グループ企業は今夏以降の関西地区の電力供給対策として、本社に節電対策工事を、1億円強を投じて実施した。電力使用状況を数値化して見せる「電力使用状況の見える化」も4月からスタートした。

コーヒー工場

 液晶ディスプレイを、本社東館と西館の計6カ所に600万円を投じて設置。各施設の電力使用状況をリアルタイムと積算、前日比、目標比で映し出すことで、従業員の節電意識の啓蒙を図る。
 来社する関係者に対しても節電に取り組む企業姿勢を発信し、企業イメージや企業活動を伝えるデジタルサイネージ(電子看板)としても活用する。

総消費電力

 本社の節電対策工事として、本社東館1階のトーホーストア配送センターと西館1階のトーホーフードサービス神戸支店では、老朽化した冷凍機などの設備を入れ替え、省電力制御装置を設置した。これにより、電力使用量は従来比1割強の削減達成を見込む。東館と西館の計315台のダウンライトはLEDに交換した。その結果、同55%減を見込む。