日食工総会、FOOMAの成功を呼びかける

 (社)日本食品機械工業会は通常総会を東京芝浦のJALシティ田町で28日午後開いた。今年度の事業計画の重点事項として、食品関連業界が一致団結して安全・安心を追求し、消費者のニーズに誠実に応えていくことで意識を統一した。
 開催が迫った「FOOMA JAPAN2009」について、環境対策などの課題を解決する最先端テクノロジー、製品、サービスを総力を挙げて提供することが国民生活に寄与するとした。
 また、食品機械に関するJIS規格の改正に触れ、電気・制御・衛生構造を定めた多数の重要な国際規格の改正・制定を正しく理解し、食品機械産業の更なる安全・衛生化に資するとした。
 今回は役員の改選はなかった。

インフル対策、万全態勢で

 総会後の懇親会で挨拶に立った尾上昇会長(尾上機械社長)は「間近に迫ったFOOMAを会員が一丸となって必ず成功させよう」と力強く呼びかけた。新型インフル問題の中の開催に触れ「対策本部を設置し、会長自らが本部長に就く。万全の体制で臨み、来ていただく来場者に安全安心を届ける」と話した。
 また、FOOMAアカデミーを通じた人材の育成を強調し、次代を担う若手の育成が食品機械産業はもちろん、日本の産業全体を底上げするものだと訴えた。

挨拶する尾上会長