医食同源の「杉田玄白賞」募集開始

 福井県小浜市は「食と医療」や「健康増進」、「食育」に関する進歩的な取り組みや地域活動を行なっている人や団体を表彰する「第10回杉田玄白賞」の応募者を募集している。同市にゆかりのある杉田玄白の「医食同源」の思想を継承している。

21世紀の杉田玄白は現れるか

 若狭小浜は長い歴史の中で多くの先覚者を輩出している。杉田玄白は日本最初の本格的な医学解剖書である「解体新書」を発刊し、医学の進歩に大きな足跡を残すと同時に、「医食同源」の思想を展開した。また、小浜は奈良時代から宮廷に食材を提供した全国でも数少ない「御食国」(みつけくに)としての歴史と伝統があり、郷土の偉人杉田玄白の功績にふさわしい進歩的な取り組みや研究、活動の中から功績顕著な人や団体を表彰する。
 締め切りは8月5日、審査は10月中旬。表彰と講演会は12月17日。杉田玄白賞は表彰状と賞金50万円、奨励賞は表彰状と賞金20万円が贈られる。詳細や申し込みは同市のホームページで。