「業務用ゼロミートハンバーグ」の調理例
スターゼンは大豆を使った肉不使用製品「業務用ゼロミートハンバーグ」、「同ソーセージタイプ」を3月2日発売する。大塚食品と共同開発した。大豆で肉のような食感、味、香りを実現した。いずれも冷凍。
大塚食品は2018年11月から市販用で「ゼロミート」を発売しており、認知度も高まっている。外食・中食でも訪日外国人の増加などでニーズは高いと見て商品化した。
ハンバーグは1個60gと100gの2タイプ。ソースなし。外食だけでなく、弁当や惣菜にも使いやすい規格にした。スターゼンの松尾工場(千葉)で製造する。ソーセージタイプは500g入り。ローマイヤ㈱栃木工場で製造する。
スターゼンが東京平和島の東京流通センターでこのほど開催した「第13回スターゼングループ総合展示会」では、4月1日発売予定の「業務用ゼロミートハム」と併せて試食提案した。
展示会では会場を国内と海外の産地・原料、工場・機能、加工品、外食、ローマイヤの6つに分け、計377品を出展した。
工場・機能エリアでは、味の素の「鍋キューブ」と肉を一緒にパックしたコラボ商品「肉鍋セット」を参考出品した。肉と鍋キューブを容器にセットした状態で出荷するため、店舗では段ボール箱から取り出し、冷凍か冷蔵で店頭に並べるだけ。家庭で野菜を用意すれば鍋料理ができる。
プロセスセンターの衛生管理機能を発揮することで消費期限を延長した商品も紹介した。「原料のコンディションによって消費期限は前後する」(同社)ことから、原料の一般生菌数を限りなく低く抑え、ガス噴霧で6日、スキンパックで11日にそれぞれ延長し、プロセスセンターの衛生管理レベルの高さを示した。
マイナス温度帯のまま、肉を凍らせず熟成させる「氷感熟成」技術を使った豚肉と、熟成させていない豚肉の食べ比べをして味の違いを伝えるブースもあった。
今年創業100年目を迎えた「ローマイヤ」の展示エリアでは、大幅にリニューアルした「黒ラベル」シリーズのハムやベーコンなどを訴求した。