ヨコレイ石狩第二新設、収容能力2.4万ｔ
横浜冷凍（吉川俊雄社長）は北海道小樽市銭函の同社石狩物流センター隣接地に「石狩第二物流センター」を４月下旬新設した。Ｆ級２万2870ｔ、Ｃ級1360ｔ、合計２万4230ｔ。鉄筋コンクリート造４階建（一部鉄骨造）。敷地面積１万8500�屐�延床面積２万2000�屐４�設の石狩物流センターと合わせた収容能力は約６万ｔで同社グループ最大級となる。
挨拶する吉川社長
物流要衝地の石狩湾新港地域に立地。札幌中心部から約15km、車で約30分のロケーションに加え、道内主要幹線道路の経由地で、道内主要都市とのアクセスも良い。ここで「多様な物流ニーズに高レベルで応える」（同社）。
石狩第二物流センターには自然対流による冷却方式ノンドライ・ストレイジシステム「SittoryD1」を採用。荷物の特性に合わせた３つの温度帯の保管庫（冷凍、チルド、常温）を完備した。自然冷媒（アンモニア／CO２）を使用し環境に配慮。プラットホーム内空気圧は外部より少し高い陽圧に設定しホコリや暖気の侵入を防止する。また、電動式の移動ラックを採用し、入出庫がスムーズ。消費電力の見える化と最適化を実現する、営業冷蔵庫では初めてというＢＥＭＳ（Building Energy Management System）も導入している「環境にやさしい冷蔵倉庫」（同社）。冷蔵庫棟は全館ＬＥＤ照明。オゾン殺菌・脱臭装置も設置。
竣工式を４月30日現地で執り行った。来賓の中松義治小樽市長、吉川社長、施工関係者ら約50名が出席した。
石狩湾新港地域に建てた石狩第二物流センター