協働ロボが製パン工程で活躍、作業負担を軽減
カナダに本社を置く大手食品加工機械サプライヤーの日本法人、ユニフィラージャパン（大阪府東大阪市、佐藤徹社長）は協働ロボットを活用したベーカリーアシスタントの「Ｂａｋｅｒ-Ｂｏｔ」を愛知県国際展示場で開催中の「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ」に出品し、ロボットがホットドッグにケチャップをかける作業を実演している。
ロボットのセットアップはアプリベースのため、スマホがあればすぐに使える。設置面積は小さく、既存の生産ラインに簡単に組み入れられる。生産現場ではコンベアにシートパンをロード（供給）したり、コンベアからアンロードしたりするほか、充てん機と連動してシートパンに載った菓子にデコレーションすることなどを想定している。作業負担の軽減や品質の平準化が期待できる。
ＦＯＯＭＡで実演中のベーカリーアシスタント「Ｂａｋｅｒ-Ｂｏｔ」
高速多連充てん機も出品中
展示ブースには高速多連充てん機の「MultiStation（マルチステーション）」も出品している。サーボモータ式で１時間あたりのショット数は最大約３万。製パン製菓業界で多く使用されているギアホイール式の充てん機に比べて最大６倍速を実現した。
ココナッツマカロンや固形バター、パイ、粒入りペースト、エッグカスタードなど液体から粘性の高い素材、固形物の充てんまで各種対応できる。充てん口は６連と８連があり、最大幅46�僂離僖鵑筌肇譽い謀�合する。
タッチパネルを採用しており、連続モードやスプレッドモード、固形物など７種類の充てんモードが選択可能なほか、100種類のレシピをプログラムすることができ、充てんの際に呼び出せる。