厚木に1万ｔ冷蔵庫増設
高水準の物流品質と環境対応
ホウスイが神奈川県伊勢原市に建設していた厚木第二物流センターが完成した。自然冷媒の冷却機や庫内の照明にＬＥＤを導入するなど環境面に配慮している。
既存の厚木物流センター（１万8000ｔ）に隣接し1万ｔを増設。敷地面積１万1135�屐�建築面積1626�屐�延床面積5952�屐Ｅ感撻灰鵐�リート造り４階建てで、Ａ棟（冷蔵庫棟）とＢ棟（プラットホーム、荷捌き室、冷蔵庫棟）からなる。Ａ棟は１〜３階がＦ級で、４階がＣ＆Ｆ級。移動ラックを２〜３階に据え、収容パレットを増やすための柱をスルーできる構造にした（ダイフク製）。
Ｂ棟は１階が低温室、２〜４階がＣ＆Ｆ級冷蔵庫と低温倉庫。�〆邏叛�の合理化�∈嚢眇綵爐諒�流品質�Ｅ按譴靴心超�対応――をコンセプトに据えた。合わせて２万8000万ｔを有する同社の主要拠点となる。
厚木第二物流センターが完成
環境面でも冷却設備に自然冷媒の冷却機（前川製作所の「ニュートン3000」）を採用したほか、庫内の照明にＬＥＤ（発光ダイオード）を導入した。屋上部には太陽光発電装置を設置し、外部からの熱を遮断するとともに55kwの発電につなげている。
設計・監理・総合請負はニッスイ・エンジニアリング、施工は竹中工務店。
乃美社長は「神奈川県中央部に位置する厚木地区は交通の要衝の地で、流通型冷蔵倉庫の需要はまだ増えるはず。もう一回り大きくして相乗効果を出したかった。３万ｔ規模の新拠点としていい提案ができるだろう」と意欲満々。
今回の増設に当たってホウスイの親会社である中央魚類の伊藤裕康社長も「船橋での増設も続けて行っており、ホウスイの積極的な事業拡大への姿勢を頼もしく思う。これまで乃美社長とニッスイ・エンジニアリングの立石勝美専務とのコンビで手掛けた施設は100％当たっており、今回も大きな成果をもたらすのは間違いない」と期待を寄せている。
ゆったりとした荷捌きスペース