廃棄物・3R研究財団は、リサイクルする際のCO2排出抑制と再生資源の回収効率を向上するため、省エネ型の破砕機や選別機、バイオガス生成設備などの導入を支援する事業の2次公募を開始している。
事業名は「省CO2型リサイクル高度化設備導入促進事業」。省CO2型リサイクル高度化設備を導入することで、自動車や電気機器、容器包装、食品廃棄物などのリサイクルプロセス全体のエネルギー起源CO2の排出抑制と資源循環を同時に推進する。
補助率は1/2、対象事業は以下の4つのいずれか。
(1)複数樹脂同時選別設備導入事業
使用済製品のリサイクル工程の複数樹脂を同時選別するため、近赤外線を用いた選別設備を導入する事業
(2)非鉄金属高度選別設備導入事業
使用済製品のリサイクル工程時にアルミ、銅などの高度選別のためX線を用いた選別設備を導入する事業
(3)食品再生利用施設併設型小型メタン発酵設備導入事業
食品循環資源の飼料化や肥料化施設で生じた余剰食品循環資源を用いて得たバイオガスを施設内で利用するため、小型メタン発酵設備を導入する事業。「余剰食品循環資源」は、飼料化や肥料化するために設備に集めた食品循環資源でありながら、飼料化や肥料化ができなかったものをいう。
(4)店頭設置型圧縮・破砕設備導入事業
食品小売業のペットボトル回収のために店頭設置型圧縮・破砕設備を導入する事業
2次公募の締め切りは、(1)〜(3)は8月31日まで、(4)は9月30日まで。