日本包装機械工業会は財務省の日本貿易統計に基づく2012年度(12年4月〜13年3月)の包装機械輸出入実績を集計した。これによると、輸出は376億7410万円で、3年連続で300億円台をキープするも、前年度比1億2785万円のマイナスとなった。中国やタイなどアジア各国向けは大幅に増加したものの、欧州や北アメリカ、アフリカでの落ち込みが影響した。国別ではインド、ロシア、アメリカ、エジプトの減少額が大きく、4カ国合わせて約20億円のマイナスとなった。
州別の内訳は、アジア9億9247万円増、南アメリカ2億6527万円増、オセアニア1億7772万円増に対し、ヨーロッパ6億8486万円減、北アメリカ4億6131万円減、アフリカ4億1715万円減となっている。
一方、輸入は131億3669万円で、前年度比プラス28億4265万円と大幅に増加した。中でも、ドイツとイタリアの2カ国だけで約21億6000万円増となり、ヨーロッパが大きく22億1206万円のプラス。ほか、アジア4億4860万円増、北アメリカ1億7556万円増、南アメリカ59万円増、アフリカ500万円増、オセアニア81万円増とすべて6州で前年実績を上回った。
南アメリカとオセアニアからは2年ぶり、アフリカからは実に5年ぶりの輸入実績となった。輸出入バランスは245億3740万円の出超。