「2019モバックショウ」幕張メッセで来年2月
出展社募集を開始、8月31日まで

 製パン・製菓向けの加工機械や生産技術などが一堂に集う「2019モバックショウ」が幕張メッセで来年2月20〜23日開催される。主催する日本製パン製菓機械工業会はこのほど出展者の募集を開始した。募集小間数は1500を予定している。受付は8月31日まで。

        増田理事長

 日本製パン製菓機械工業会が6日に開いた記者発表会で、増田文治理事長(マスダック社長)は「モバックショウは今回で26回目を迎えるが、これまでドイツ、フランス、中国、アメリカの関連展示会とも交流を深め、アジアで最も歴史のある専門展示会として確固たる地位を築いてきた」と語り、3つのM(マシーン、マテリアル、マーケティング)をキーワードに、これまで通り出展者の枠を原材料、副資材、包装資材に広げ展示内容を充実させる考えを示した。
 また、2019年は皇太子さまの即位やラグビーW杯の日本開催、消費増税前の駆込み需要への期待、そして東京オリンピックの前年に当たることから「お祭りムードが高まる絶好の時期での開催になる」(増田理事長)として、「多くの来場者を呼び込んで出展者に喜んでもらえるよう成功をめざす」と力強く語った。

「つながる技術、広がる美味しい笑顔」

      谷沢実行委員長

 谷沢修次実行委員長(谷沢菓機工業社長)は今回のテーマである「つながる技術、広がる美味しい笑顔」について「我々機械メーカーがユーザー企業、原材料などの関連企業とつながることで技術革新を促進し、魅力的な商品づくりや生産現場の高度化につなげ、おいしい笑顔の輪を世界中に広げたい」との思いを込めたと語った。

中国市場を取り込む特別講演会を開催

 前回の「2017モバックショウ」には海外から2900人以上が来場し、そのうち中国人が1100人、台湾人が600人を超すなど中国語圏のビジネスマンが多数を占めた。「中国のマーケットは無視できないと言わざるを得ない」(谷沢実行委員長)として、「どのように向き合い」「どのようにビジネスに結びつけるか」、今一度見直すための中国ビジネスセミナーを都内で3月に開催する。
 大王テクノスの張英社長が「日中ビジネス実例エッセンス〜異なる商習慣での“人”の重要性〜」と題して講演する。日時・場所は3月12日、14:00〜16:00、ステーションコンファレンス万世橋(東京)、定員100名(先着順)。問い合わせはモバックショウ事務局TEL03-6673-4333まで。

 モバックショウは会を重ねるごとに規模が拡大しているため、今回も締切り前に満小間のおそれがある。事務局は早めの申込みを呼びかけている。出展申込みは下記ホームページから。
http://www.mobacshow.com/

            前回のモバックショウの様子