吉野家は新「ベジ丼」(並盛480円)を3日10時から販売する。オニオンソースを新たに開発し、玉ねぎの成分効果でベジ丼の機能を高めた。ベジ丼の改良は吉野家ホールディングスの辻智子執行役員グループ商品本部素材開発部長が担当した。
「ベジ丼」は冷凍野菜と生鮮野菜を活用したベジ(野菜)が中心の丼。これを改良したのが新「ベジ丼」。従来の「うま塩ダレ」を、「オニオンソース」(冷蔵品)に切り替えた。玉ねぎに含まれる栄養成分のケルセチンに動脈硬化予防や血圧降下等の作用があり、この点に着目した同社がオニオンソースを開発した。これをベジに絡めることで、従来以上に「ベジ丼」の健康機能性を高めた。
丼1杯で399kcal(新ベジ丼)と、一層の低カロリーも実現した。新「ベジ牛」(並盛590円)、新「ベジカレー」(同)も同時発売する。
ベジ丼改良を担当した辻智子執行役員グループ商品本部素材開発部長は日本水産の研究学術顧問を務め、水産物由来機能性素材の生理機能の解明にも従事している。