愛工舎製作所はFOOMAで、長い歴史を持つ縦型ミキサーだけでなく、カッターミキサーや連続ミキサーなど豊富なランナップの提案を行なう。
その中でも主力製品である連続ミキサー ターボミックスは、ミキシング内部のエアー量、圧力、回転数を一定に保ち、ミキシングヘッド内に一定量の材料を通過させる事で、比重差のない生産が可能である。
連続ミキサー ターボミックス
同社の連続ミキサーは、生産能力70〜1000kg/hのラインナップを持っており、製菓工場をはじめ、水産、食肉など食品全般、近年では多くの化学分野でも利用されている。より安定した生産工程を実現し、中堅から大手の大量生産向け工場の需要をねらう。
幅広い分野に対応するため、構造改善を進める連続ミキサー ターボミックス。今回新たに提案するTM-12は、TM-1000GAと違った構造のミキシングヘッドを持つ。商品や生産条件に合わせ選択でき、スポンジ生地、生クリーム、メレンゲ生地などホイッパーで発泡させる幅広い製品に対応する。
「材料を入れれば、どんどん発泡するというが、どうやって材料を準備するのか。そこで結局人が人数いるではないか」、そのような利用者に提案するのが、原料投入からプレミックス、連続ミキサーへの一連のシステム。
取り扱いが面倒で、配合量も多い小麦粉やグラニュー糖などは自動投入機を使用したシステムの展示をする。
カッターミキサー
プレミックスのミキサーは同社の豊富なラインナップから選択。各生産品の自動化に合わせたプランニングを提供する。
会場では様々な材料を瞬時に粉砕、混合、乳化し、パンや菓子作りだけでなく、ソーセージやパテ類などの食肉加工、かまぼこやすり身などの水産加工品、餃子の具材など惣菜作りでも活躍しているカッターミキサーをプレミックスとして出品する。
ターボミックスが理論的にどのように連続生産を可能にしているのかがわかる動画を作成。普段見ることができない内部の構造を公開する。
「ひまわり」は「超音波・トルテカッター」と「全自動・トルテセパレータ」の機能を1台に搭載した製品。
ケーキを均等にキレイに切ることができ、次工程「ケーキラッパー」への移送システムを兼ね備えているので、カットから包装までを全自動化することができる。
非常にコンパクトなボディで、大量生産ラインの省スペース化、省力化に貢献する。
FOOMAでは刃物の構造と超音波の振動数をリニューアルした「スーパー ひまわり」を出展する。
これまで細い包丁刃であったが、幅が広い、高さがある出刃包丁のようなギロチン刃で真上から一気に切る様に変更した。それにより、さらに幅広い種類のケーキに対応できることとなった。