カネカは「カネカ・食品グループ フードフェスタ2012」を都内で9、10日開催した。デニッシュ用シートマーガリンやバター代替品など新商品を紹介。同社製品を使ったパン、菓子のメニュー・アイデア提案なども実施した。
既存品との食べ比べ
今月発売したデニッシュ用シートマーガリンの新商品「スーパーエンペラーシート」は、歯切れと口溶け、国産バターの自然の甘さが特徴。低温下でのノビとコシの確保という課題を快活するため、油種配合技術と生産技術の改良に加え、新しく開発した解乳化技術により、食感と風味、製パン作業性を向上させた。
バター代替製品「ノヴァバターリッチプロ」と「RMバターリッチ50」は、同社が実施したアンケートで78%もの支持を受けた国産バターの代替需要に応えるため開発。既存の製品は発酵バター寄りの風味だったが、今回は国産スイートバターに近い風味に作り上げた。バター50%以上を配合して本物へのこだわりを示しており、「バター不足の市場を活性化したい」と意気込んでいた。
「スーパーエンペラーシートを試食する来場者
東京カネカ食品のプレゼンブースでは、オリジナルのパンや菓子メニューを提案。出展メーカーエリアでは、菓子素材や製粉、油脂、乳製品など約100社が試食を交えて商品紹介し、会場は盛り上がりを見せた。
「フードフェスタ」は東京を皮切りに、大阪(22日)、福岡(9月5日)、名古屋(9月19日)、金沢(9月26日)、岡山(10月3日)で開催する。