【年頭所感】
包装の高度化、多様化、グローバル化の適切な対応を
日本包装技術協会 浅野 茂太郎会長

       浅野会長

 包装産業は近未来を見据え、今までに構築してきた技術力や幅広い知見を生かし、一層の高度化、多様化、グローバル化に適切に対応することが求められている。包装が食の安心安全やセーブフードなど最近の社会からの要請に応えるには、品質保持期間や賞味期限の延長、包装材料の適切な選択が求められ、その対応には高度な技術の開発が必要となる。
 また、包装のグローバル化が進んでおり、食品分野では世界でもトップレベルにある鮮度保持包装技術や品質管理に関する技法などを世界へもっと発信していくことも私たちの役割である。
 10月には東京パック2016(東京国際包装展)を日本の包装産業の総力を結集して開催する。次世代を見据え、近未来を先取りするような内容と運営を図り、同展が包装産業の活力ある発展と社会生活の向上、国際相互の理解を促進できるよう働きかける。