野菜摂取の応援プロジェクトが厚労大臣最優秀賞

  
    「ラブベジ」プロジェクトのロゴ

 味の素は厚生労働省(スマート・ライフ・プロジェクト)・スポーツ庁主催の第10回「健康寿命をのばそう!アワード」の生活習慣病予防分野で厚生労働大臣最優秀賞を受賞した。自治体や生産者、ローカルメディアを巻き込んだ野菜摂取量向上活動「ラブベジ」の取り組みが高く評価された。

 「ラブベジ」は「野菜をもっととろうよ!」をスローガンに、国が推奨する「野菜の摂取目標1日350g以上」の実践を応援するプロジェクト。各地の自治体や生産者、管理栄養士を養成する地元大学、栄養士会、食品メーカーなどに働きかけて、地元の野菜を使ったメニューブックの配布や青果と調味料の関連販売、スーパー店頭イベントなどを展開している。地元テレビ局とコラボしてオリジナルレシピを紹介する企画にも取り組んでいる。

 今年3月に実施した調査では「ラブベジ」プロジェクトを知った後の行動として「野菜を食べた」割合が66%、「野菜を調理した」が62%に上るなど、野菜摂取量向上に大きく貢献していることがわかった。

 さらに、味の素の社員食堂で「ラブベジ」メニューを提供するほか、従業員向けSNSや健康管理アプリで従業員の野菜摂取向上の啓発活動を行うなど、健康経営の施策の1つにも取り入れている。