新型フレーカーなど提案、冷凍ブロック肉を処理
日本キャリア工業が出品する新商品は「新型フレーカーＦ−253」と「新型チョッパーＧＭ−Ｐ４」など。
新型フレーカーＦ−253
フレーカーは冷凍のブロック肉をフレーク状に切削加工する装置。既存機種は−５〜−10℃の肉に対応していたが、新型は新たに「低温仕様」として、−５〜−20℃の材料へ適応できるモデルをオプションとして追加した。
一般的に、フレーカーはひき肉装置の「チョッパー」に冷凍肉を投入する際の前処理に使われることが多いが、低温仕様の導入で水産関係等対象ユーザー層の拡大を狙う。
低温仕様オプションの設計にともない、標準機よりも作業者の利便性を向上させるため�．汽縫織蝓疾�の向上��適応材料長さの拡大――の２点を変更している。
サニタリー性の向上のため、カッターナイフを取り付けるローターを円筒形にし、洗浄を要するスペースを小さくした。これにより洗浄作業を楽にした。さらに、脚高・丸パイプスタンド式のすっきりした姿にデザインを変更、機械下部とフロアの洗浄を容易にした。
加工可能なブロックの長さは従来の550ｍｍから650ｍｍに拡張した。さらに、供給カバーを独立したエアシリンダーで開閉させることにより、作動をよりスムーズにしている。
新型チョッパーＧＭ−Ｐ４は既存のＧＭ−Ｐ３を進化させたタイプ。プレート、ナイフの磨耗に応じてバネが後方よりナイフをプレートに押し付ける「ナイフプッシュタイプ」に変更した。これにより、常に適正な圧力でナイフとプレートが接触するようになり、リングの締め付け不良等による異常摩滅や欠けなどのトラブルを防止し、ナイフとプレートの磨耗も抑える効果が期待できる。
オプションで自動アウトサイド式ボーンコレクターを装備できる。エアシリンダーを使い、アウトサイド方式のボーンコレクターに排出バルブを自動開閉する機能を新たにオプションとして追加した。