新工場が関東と九州で来年稼働
埼玉県加須市に開業する関東第三工場
湖池屋は埼玉県加須市に関東第三工場を来年１月、熊本県益城町に九州阿蘇工場を来年７月開業するとこのほど発表した。ライフスタイルの多様化に対応した新市場創造型の商品や高品質で安全な商品づくりに取り組む。
関東第三工場の敷地は約5700�屐１箴果明僂鰐�3000�屐７�設費は約25億円。
埼玉県加須市には関東工場と関東第二工場があり、1970年の稼働から50年間にわたり、ポテトチップスを中心に製造してきた。関東第三工場を加え、新市場創造型の商品を製造する。
九州阿蘇工場は京都工場（京都府南丹市）に続く西日本の生産拠点で、九州エリアは初進出。これまでは西日本での販売金額が京都工場の生産能力を上回っていたため、東日本から商品を輸送していた。九州阿蘇工場の稼働で商品輸送の大幅削減が可能になる。九州エリアでの販売拡大もめざす。
湖池屋は「湖池屋プライドポテト」や「じゃがいも心地」などの高付加価値商品の売上げを伸ばしたことに加え、巣ごもり特需の追い風を受けて業績を大きく伸ばしている。今６月期の売上高は過去最高の385億円を見込む。