味の素冷凍食品は油なし・水なしでできる“史上最強”の新ギョーザを昨年下期から発売し、売上げを著しく伸ばしたが、同社新ギョーザの発売効果で冷凍餃子の市場全体が大きく伸びた。
同社の分析によると、昨年の冷凍餃子は344億円に対し、家庭用チルド餃子市場は318億円と冷凍食品が上回り「念願だった“チルド超え”を初めて実現した」(同社)。
しかし、世帯当たり購入率はチルド餃子の38%(100世帯で購入は38世帯)に対し、冷凍餃子は31%で「まだ使っていない人が圧倒的に多い」。一方で、同社は新ギョーザの投入により、市場全体を拡大したと同時に、新規ユーザーの開拓にもつなげたとするが、未利用者層が過半数を占めることに対し「まだまだ未来がある」と明るい期待を示している。