紫外線の手袋除菌装置、半袖対応の新製品が秋発売
殺菌装置メーカーの�螢錙璽�ソリューション（長野県辰野町、荻原真二社長）は衛生手袋を紫外線で除菌する「ソルパット」シリーズからショート丈の手袋に対応し、半袖の衛生衣でも安全性に問題のない新製品「不活性化くん」を今年秋発売する（一部既報）。主力製品の「ソルパットmini」より安価にし、ランプ交換を５年間不要にするなど、除菌効果を維持したうえでコストパフォーマンスを高めた。
「ソルパット」は2016年に自社開発した。紫外線による手袋除菌装置は世界初で特許取得済み。主力製品の「ソルパットmini」は手袋を装着したまま紫外線Ｃ波を４秒間照射することで、ノロウイルスをはじめサルモネラ菌、大腸菌Ｏ157、黄色ブドウ球菌などの食中毒原因菌を99.9％除菌、不活性化する。
ショート丈の手袋に対応し、半袖の衛生衣でも安全性に問題のない
新製品「不活性化くん」
手袋を装着したまま短時間で除菌するため、作業効率を落とすことなく二次汚染を防ぐことができる。エアータオルやペーパータオルが不要なうえ、アルコール消毒液や次亜塩素酸ナトリウム水溶液と違って無臭であることも大きな特長。
日本食品分析センターでの試験では大腸菌と黄色ブドウ球菌はわずか３秒間、ネコカリシウイルス（ノロウイルス代替）や枯草菌（萌芽）でも４秒間の紫外線照射で菌は検出されなくなった。
「ソルパット」シリーズは食品工場を中心に550台以上が導入されている。菌やウイルスに汚染された手袋が原因とみられる食中毒が発生したことやコロナ禍の追い風もあり、導入件数を着実に伸ばしている。
今回の「不活性化くん」は今年６月に開催された「FOOMA JAPAN」に参考出品した。強力な紫外線パワーを持つのに人体への影響が皆無で、半袖の衛生衣にも対応できることから来場者の注目を集めた。
「不活性化くん」を今年６月の「FOOMA JAPAN」に参考出品し、デモンストレーションを
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