イセ食品は工場と営業所のある7エリア(宮城県、石川県、富山県、茨城県、東京都、三重県、岡山県)で、社員が「伊勢の卵」を販売した売上金の一部を、地元の環境保護活動に寄付した。08年12月〜09年5月までの活動で総額388万5310円となった。
今回のキャンペーンは地域との共生を大切にするため、工場と営業所のある地元の環境保護活動、社会活動に対して寄付先を選定した。対象商品は1パック300〜310円でパッケージラベルに地域貢献ごとの愛称をデザインした三角のシールを左上に貼り、購入者が地域や社会に貢献できることをアピールした。
県土の七割を森が占めている石川県では森の再生キャンペーンに寄付。岡山県では水質汚濁が問題となっている児島湖の水質保全の研究に取り組む岡山大学環境理工学部に寄付した。茨城県では汚濁が進んでいる霞が浦の環境保全に努めている「霞が浦浄化連」に寄付した。
宮城県では県の環境生活部自然保護課と色麻町の健康増進事業に寄付した。販売商品には色麻町との共同企画で、同町産のエゴマを親鶏の飼料に加えた「伊勢の卵 色麻育ちのえごたまご」を採用した。
東京都と富山県では難病と闘病する子供たちの夢を叶えるボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュオブジャパン」に寄付した。同団体は現在まで「野生のイルカと泳ぎたい」、「サンタクロースと遊びたい」など多くの子供たちの夢を叶えてきている。三重県ではグループの農場と工場がある伊賀市に拠点を置く女子サッカーチーム「伊賀フットボールクラブ」に寄付した。