新理事長に増田マスダック社長

     牛窪副理事長

 日本製パン製菓機械工業会は滋賀県大津市で第53回通常総会をこのほど開き、14年度事業計画、予算などを原案通り承認した。また、新理事長に増田文治マスダック社長が就任した。

 冒頭あいさつで牛窪啓詞副理事長は「円安の中、我々の業界も原材料高、根深いデフレマインド、TPP問題、少子高齢化などを考えると、海外に目を向けて行く必要が高まっている。日本のすばらしい品質、価値の高い製品を積極的に発信していくことが重要。当工業会はコラボレーションとコアコンピタンス、競争と協調により、これから厳しい社会情勢の変化の中で協力し合い、発展を遂げていかなければならない」と語った。

 増田新理事長は「先日シンガポールで開催した“フード&ホテルアジア2014”では、当工業会から出品した12社のほとんどが次回も出品したいと言っている。スペースが狭かったため、次回は3倍のスペースをすでに確保した。海外への取り組みは一朝一夕ではいかないこともあり、各社の事情に合わせて組合の中でサポートできればいいと考えている」と抱負を語った。

    増田新理事長

 フードエンジニアリングタイムス(FEN)2014年6月11日号掲載