生ごみ処理機、国内生産にシフト
量産体制拡大、大型機の開発も

 生ごみ処理機を開発・販売するSINKPIA・JAPANは国内の製造体制を整えた。実績を伸ばしている生ごみ処理機の量産体制を拡大、大型機の開発にも乗り出す。
 「バイオ生ごみ発酵消滅機シンクピア」は家庭用からスタート。微生物の力で生ごみを水と炭酸ガスに分解、悪臭を抑え厨房にも設置できる。使用するバイオ菌は10数種類をブレンドした「シンクザイム」で、自然界から採取し人体には無害で安全、しかもあらゆる生ごみに対応しているという。
 この実績から昨年、業務用に日量処理50kgと100kgの2種類を開発。全国の給食センターなど施設に導入を進めてきた。
 各施設の環境対策の盛り上がりのなか、導入実績が上昇。韓国の関係会社で製造していた同機の量産体制を確立するため、このほど静岡県に製造拠点を構えた。「国産の部品で製造できるため、さらなる機能の向上がかなう」(同社)という。
 これを機に、従来の業務用処理機では設置が難しかった施設向けに20kgタイプを近く販売。さらに大型施設向けの200kgタイプの開発にも乗り出すとしている。

 同機は「JAPAN SHOP SYSTEM AWARDS2009」で優秀賞、「環境経済人賞2009」を受賞している。

実績を伸ばしている「バイオ生ごみ発酵消滅機シンクピア」