断熱性で省エネ効果、発泡スチ協がキャンペーン

 「海の日」は「発泡スチロールの日」――。発泡スチロール協会は全国のシロクマに、保冷性に優れた発泡スチロール箱で運んだ新鮮な魚を届けるキャンペーンを今年も行なう。
 地球温暖化の影響で絶滅が危惧されているシロクマの保護を支援することで、CO2削減や地球温暖化阻止のメッセージを発信し、発泡スチロールもその断熱性による省エネ効果でCO2削減に貢献していることをアピールする。
 昨年は全国18カ所の動物園や水族館で「シロクマキャンペーン」を実施。北海道の札幌市円山動物園では、今年も海の日である7月18日に実施する。同動物園の毎年恒例企画である「氷のプレゼント」も同じ日に実施。動物たちに氷をプレゼントすることで動物にとっての氷の役割を伝え、地球温暖化についても考える。
 同協会はアキレスカネカ積水化成品工業JSP、日本フォームスチレン工業組合の4社1団体で構成している。「発泡スチロールは日本人の食生活に欠かせない魚介類を食卓に新鮮なまま届ける容器として活用されている。今後も海の恵みを存分に活かした日本の食文化を支えていきたい」という思いを込めて、2001年に毎年海の日を「発泡スチロールの日」と定めた。