味の素はインドネシア西部のジャカルタ近郊に風味調味料「Masako」を生産するカラワン第2工場を今月着工、来年9月完成させる。インドネシア東部にある既存のモジョケルト工場と合わせて生産能力を50%増強し、東西2拠点体制で現在の風味調味料シェア60%をさらに引き上げる。総投資額は37億円。
新工場はジャワ島西部のカラワン工業団地内に建設する。風味調味料市場は人口増や生活水準の向上を背景に急成長を継続しているが、「Masako」はトップブランドとして順調に販売を拡大しているという。将来的にはメニュー用調味料「Sajiku」などの増産も視野に入れている。中東・北アフリカなどイスラム圏への供給拠点としても位置づけている。