増田理事長
労働力人口の減少による人手不足感が高まってきており、企業経営において大きな課題になりつつある。働き方改革により、今年4月からは中小企業においても長時間労働の規制が強化されるが、食品製造業をはじめAI、IoT、ロボットなどの新技術の活用が充分進んでいない産業では、ますます「モノづくり」が難しい時代になってくると思われる。
我々機械・設備メーカーは、永年培ってきた技術力を活かし、生産現場の省人化・省力化につながる機器開発を進め、ユーザーの皆様の課題解決に積極的に取り組んでいく。
当会では、今年3月にシンガポール・エキスポで開催されるFHA-HoReCa2020(Food & Hotel Asia)への共同出展事業を実施する。今回で4回目となるが、毎回多くの会員企業に賛同していただき、今回は21社の会員企業が参加することとなった。急速に成長するアジア市場へ向け、日本の高性能な機械、繊細で高い技術力に基づいたパンづくりやお菓子づくりを大いにアピールし、業界発展に繋げていきたい。
また、今年は、27回目となる2021モバックショウの開催準備に着手する。次回は、会場をインテックス大阪に移しての開催となるが、2025年大阪万博へ向け、景気浮揚のきっかけとなるような展示会をめざしたい。実行委員には若手を積極的に起用し、令和という新しい時代にふさわしいフレッシュな感性で企画を進め、ユーザーの皆様の期待に応えるべく準備に邁進(まいしん)する。