「野菜にやさしい製法」で新製品発表

 パッケージサラダのサラダクラブ(東京都調布市、萩芳彰社長)は既存商品のおよそ半容量の「千切りキャベツミニパック」と「ミックスサラダミニパック」を4月27日発売した。
 親会社のキユーピーが特許を取得している「野菜にやさしい製法」の使用、受け入れから生産、出荷、売場までの徹底した低温管理、機能性のある包装フィルムの採用など、様々な工夫を積み重ねることで、消費期限が製造日を含め5日間と通常のカット野菜より長いのがポイント。

        野菜の細菌増殖曲線

「野菜にやさしい製法」とは野菜本来の抵抗力を活かし、なるべくダメージを与えないように洗浄する方法のこと。
 カット前とカット後に2回洗浄し、カット後の洗浄はカット前よりもやさしく洗浄することで、野菜のダメージを減らす。水を注ぎながらカットする。
 従来の洗浄方法と比較検証すると、従来洗浄の製造日から4日後と、「野菜にやさしい製法」の製造日から5日後の野菜の細菌数はほぼ同程度となる。

 千切りキャベツは「とんかつ屋さんの千切りキャベツ」をめざして技術開発を続け、独自のカット技術で細く、長く、ふんわりと仕上げた。ミックスサラダは、キャベツをベースにレタス、人参、レッドキャベツを彩りよく配合した。
 原料の野菜は国産野菜を中心に使用。春夏秋冬、途切れることのない産地リレーにより、年間を通して旬の野菜を調達している。

    食べきりサイズのミニパック

 同社が販売する商品で最も販売数量が多い商品は「ミックスサラダ」で、2番目が「千切りキャベツ」。通常サイズ(千切りキャベツ/130g、ミックスサラダ/100g)に加え、2倍以上のBigPack(千切りキャベツ/280g、ミックスサラダ/220g)も販売している。
 「千切りキャベツ」、「ミックスサラダ」は使い勝手が良く、利用者の支持が高い商品。前述の4品で同社の販売数量の4割以上を占める主力商品となっている。
 今回、単身、夫婦のみの少人数世帯の増加といった社会環境の変化を背景に、1食1食手頃に利用できる量、価格のミニパックを発売した。
 「千切りキャベツミニパック」は60gで税抜65円。「ミックスサラダミニパック」は48gで税抜65円。全国販売。