2期工事も予定

 グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖の福岡運輸が所有する区画にはまだ余裕がある。同社は九州配送センターの新設を「1期工事」と位置付け、4年後を目途に「2期工事」を行ない、九州配送センターと同規模(建坪2000坪)のセンターを新たに建て、ここに本社機能を移すことも計画している。
 今回新設した九州配送センター(樋口薫センター長)は、九州地方を縦断・横断する高速道路のジャンクションと、地域物流の動脈を担う国道に隣接し、消費地圏にも産地圏にもアクセスが良い。地域と全国を結ぶ好立地。
 九州配送センターからの小口(温度帯別)輸送はD+1で、九州全域と山口・広島、兵庫・大阪をカバーし、D+2で関東までの本州ほぼ全域に荷を定温で届けることができる。配送は福岡支店(平山真也支店長)の車両が担う。
 福岡支店(佐賀県三養基郡基山町)の冷凍冷蔵庫は1棟目竣工から約20年が経過し、荷役効率などが落ちてきた。そのうえ、3棟まで増築したが手狭になっていた。
 そこで、近隣の佐賀県鳥栖市幡崎町1710に昨年12月、九州配送センターを着工。約6カ月で、最新鋭の物流拠点を竣工した。近隣の営業倉庫に委託していた共配貨物や専用貨物を集約し、新規の共配貨物も取り込んでいく考え。