物流支援ロボを北海道ロジサービスに追加導入
自律型モデル「ＣarriＲo ＡＤ」を活用し計６台の
カートを無人搬送する様子
自動運転技術の開発ベンチャーＺＭＰ（東京都文京区、谷口恒社長）は、生活協同組合コープさっぽろの関連会社で物流部門を担う北海道ロジサービスに物流支援ロボ「ＣarriＲo（キャリロ）」をこのほど追加導入した。庫内の搬送に要する人員ゼロを実現した。
北海道ロジサービスは宅配サービスのＳＫＵ増加に対応するため、自動倉庫型ピッキングシステムの「オートストア」を昨年８月に導入し、入出庫の効率を高めた。一方で、オートストアから集品ラインへの庫内輸送が急務になったため、ＺＭＰの追従型モデル「ＣarriＲo ＦＤ」を昨年９月に６台導入した。
今回、省人化・省力化をさらに推し進めるため「ＣarriＲo ＦＤ」３台のほか、新たに自律型モデル「ＣarriＲo ＡＤ」を２台導入し、合計11台による運用を開始した。
これまでは「ＣarriＲo ＦＤ」が作業者の後を追従して荷物をけん引していたが、先頭を「ＣarriＲo ＡＤ」に任せることで、無人による隊列搬送が可能になり、搬送にかける人員がゼロになった。
ＺＭＰは物流支援ロボを2016年に発売開始したが、導入実績はすでに140社を超える。今年12月には自律型モデル「ＣarriＲo ＡＤ」の新機種で、最大可搬重量を従来の２倍の800�圓飽�き上げた「ＣarriＲo ＡＤ+」を出荷開始する。