「宅飲み」調査、20代の4割は家で飲まない

 マーケティングリサーチ会社のドゥ・ハウス(東京都港区)は全国の20〜70代以上の男女を対象に「宅飲み」に関するWEBアンケートを実施し、このほど調査結果を発表した。

 週1回以上宅飲みをしている人は全体の5割超に上ったが、一方で20代は4割が宅飲みをしないと回答した。また、半数を超える人がコロナが落ち着いても宅飲みがメインになりそうと答えた。有効回答数は937人だった。

 宅飲みの頻度は「ほぼ毎日」で20%を超え、「週4〜5回」、「週3〜4回」、「週1〜2回」を含めると52.6%と半数を超えた。

 「ほぼ毎日」の人は年代が上がるほど多くなり、60代以上が27%と最も多く、最少の20代は11.8%だった。「宅飲みをしない」人は全体で3割だが、20代に限れば4割を超えた。これは若い人のアルコール離れや、家で静かに飲むよりも外で仲間とにぎやかに飲みたいという意向の表れかもしれない。

宅飲みは夫婦仲を良くする?

 1カ月に数回以上宅飲みをする人に何のお酒を飲むか聞いたところ、「ビール」が72.2%で最も多かった。次いで「ワイン(41.4%)」、「サワー類(39.6%)」と続いた。

 よく食べるおつまみは「チーズ」が56.0%と半数を超えた。以下「スナック菓子(48.4%)」、「惣菜(42.7%)」の順だった。「チーズ」は女性が男性より15ポイント以上高く、男性は「スナック菓子」が最も高かった。

 コロナが落ち着いても宅飲みを続けるかどうか聞いたところ、「宅飲みメインになりそう」と回答した人は52.9%に上った。「外飲みメイン」は3%にとどまった。

 アンケートでは宅飲みに関するエピソードについても聞いた。宅飲みが増えたことで「夫婦の時間が増えた」、「夫婦仲が良くなった」など、夫婦の関係性に好影響が出た人もいたようだ。

 今回の調査は自社のインターネットリサーチサービス「myアンケート light」を利用し、3月19〜24日実施した。