ニチレイロジ、セミナーで顧客事例紹介

 ニチレイロジグループ本社は第1回ロジスティクス・ソリューションセミナーを31日、東京大手町の経団連会館で開催した。同社初の試み。協力会社やメーカー、外食、小売等の物流担当者など約200名が参加した。
 元経済財政政策担当大臣の大田弘子政策大学院大学教授が「日本経済の成長戦略」をテーマに基調講演。日本ケンタッキー・フライド・チキンの物流再構築について、同社の佐々木敏彦物流業務ユニットゼネラルマネージャーと、物流業務の統合管理を担うロジスティクス・プランナー(ロジプラン)の盛合洋行ソリューション開発部長がそれぞれの立場で事例を紹介した。

物流担当者など約200名が参加した

 ニチレイロジグループ本社の松田浩社長は開講挨拶で「物流はどのような業種・業態でも不可欠な機能であるにもかかわらず、なかなかメスを入れにくい部分。物流を再構築することで、多くのメリットがあることを認識していても、従来の仕組みを見直し、物流を1から再構築することは難しい。そこで、事例として今回紹介する日本ケンタッキー・フライド・チキン様と、当社グループでノンアセット型3PL事業を展開するロジプランのケーススタディが参加企業の物流効率化、高度化のヒントになれば幸い」と語った。
 さらに「当社はブランドスローガンとして『選ばれつづける仕事』を旗印に掲げ、低温物流をリードして日本の食を支え続ける意識でお客様満足度の向上に全社員が努めている。このブランドスローガンに恥じぬよう、ロジグループの総力を挙げ、優れた物流品質と価値あるサービスの創造を提供すると共に、地域社会と共存し社会に貢献できる会社であるよう努める」と意気込みを示した。