土日・深夜帯の工場稼働で節電

 キユーピーは震災の影響による電力不足への対策をまとめた。生産部門では、土日や深夜帯を活用するなど製造時間帯の工夫によってピーク時電力を低減する。建屋の遮熱対策による空調効率の向上や照明のLED化などで節電を図る。
 本社部門では、フロアごとの輪番休日や空調稼働時間の制限などによってピーク時電力の低減を図る。また、通勤・勤務の環境を考慮し、フレックス制度活用の推進、オフィスのサテライト化など、働きやすさに配慮した環境整備を進める。
 また、雇用環境の悪化に対して就労支援策を実施する。雇用機会を創出するため、2011年に大学以上を卒業して就職予定だった人で震災の影響によって内定取り消し、または辞退した人をグループで10名程度、正社員として採用する。
 また、青森、岩手、宮城、福島、茨城、埼玉、千葉に所在するグループの事業所のうち15カ所で、各地のハローワーク震災特別相談窓口を通じ、合計約40人の臨時従業員を募集する。