プラスチック容器包装リサイクル推進協議会は通常総会と懇親会を都内で25日開催した。今年度の事業計画として、改正容器包装リサイクル法の見直しに向けた対応や再商品化の適正化を進めていくことを確認した。
河合新会長
次期容リ法見直しの審議が今年度中にも始まると予想、昨年立ち上げた対策委員会を中心に具体策を検討する。プラスチックのリサイクルについての新法のあるべき姿や協議会としての主張点を明確にする。
また、環境負荷低減にかなう再商品化手法のあり方、燃料化手法の早期実施、再商品化費用の低減など、これまで進めてきた課題を整理しつつ、中長期を見据えながら検討に入る。
総会後の懇親会で新しく会長になった河合義雄氏(ニチレイ取締役執行役員、技術・品質保証部担当)は「協議会は多くの課題と直面し、盛りだくさんの1年となるだろう。今まではプラスチックをどう処理するかを考えてきたが、今後は再商品化が焦点となる。どれが一番よい答えとなるか、考える岐路に立っている」と語り、全国の自治体との対話の重要性を強調した。