物流ショールーム開設、ITマテハンの体験も

 EC通販物流支援サービスを関西と関東圏で展開する関通(大阪府東大阪市、達城久裕社長)は兵庫県尼崎市にある関西本社1階に自社開発のITロボットマテハンなどを紹介するショールームをこのほど開設した。

 1986年にトラック1台でスタートした同社の36年間の歴史を伝えるとともに、外販事業として注力する「ITオートメーション事業」を紹介する。自社開発の倉庫管理システム「クラウドトーマス」や業務効率化のチェックシステム「アニー」など、物流ソリューションの体験エリアを設置した。

 「クラウドトーマス」は外販実績を伸ばしている。国内外の基幹システムとのAPI連携で入出庫や商品マスタ情報、出荷完了情報などの受け渡しができるため追加導入しやすく、これまでに約130社に採用されている。 

 関通はコロナ禍による宅配需要の拡大で、取扱い個数を増やしており、2022年2月期の売上高は前期比12.9%増の約107億円と過去最高を予想する。

         ショールームを開設した関西本社