配送センターに太陽光発電

 篠崎運輸倉庫は騎西配送センター(埼玉県加須市)倉庫屋上に太陽光発電システムを設置する。同センターは関東に8カ所あるファミリーマートのドライ配送センターの1つ。北関東にある約500店舗にトラック60台で配送している。
 センター(敷地面積4300坪、床面積5000坪)の倉庫屋上に455kwの太陽光発電システムを設置。グループ会社の太章興産は関東経済産業局の軽油特定加工業者を昨年12月に取得し、バイオディーゼル混合燃料B5の製造を開始するなど、グループ全体で環境に配慮したロジスティクスの構築を目指している。
 太章興産は廃食油からバイオディーゼル混合燃料B5を精製する設備を本社敷地内に設置し、このほど篠崎運送倉庫グループの全車両とカルビーの配送車で利用を始めた。原料の使用済み食用油はカルビーの下妻工場から調達している。
 カルビーの廃食油をバイオマス・ジャパンが買い取って、太章興産へ提供、製造した燃料で太章興産がカルビーの配送を担うという3社による環境サイクルを築いている。