自社製のミキサー機などを展示
製菓、製パン機器を製造販売する愛工舎製作所は自社展示会「第7回 AICOHフェア」を川口総合文化センター・リリア(埼玉県川口市)で3月1日〜2日開催する。
展示会では目玉企画として人気パン店のオーナーシェフらによるトークセミナーを行う。ゲストは「365日」(東京都渋谷区)のオーナーシェフ・杉窪章匡氏、「ブーランジェリーセイジアサクラ」(東京都港区)のオーナーシェフ・朝倉誠二氏、ベーカリーの開業支援を行う「ジャパンベーカリーマーケティング(株)」(横浜市)の岸本拓也社長。それぞれ得意分野をテーマに1時間ほどトークを繰り広げる。
「すべて手作り、添加物を一切使用しない、小麦は国産のみ」というこだわりを見せ、全国各地でベーカリーのプロデュースも手掛ける杉窪氏は正しい開業準備の方法について教える。26歳で渡仏し、パリのパン職人のもとで修業した朝倉氏はルヴァン種(発酵種)によるパンづくりの魅力について話す。コッペパン専門店を成功させるなど国内外で60店舗以上の繁盛店をプロデュースする岸本氏はヒットするベーカリーの極意を伝授する。
同社の機器を使った実演コーナーには、同社研究員のほかに埼玉県内で5店舗を展開する「デイジイ」(埼玉県川口市)のスタッフらが参加。オーブンや発酵機、自動分割機、ミキサーなどを使うことで作業効率の向上、労働環境の改善効果が得られることをアピールする。このほか、ペースト、ペレットなど用途に合わせて素材を自在に加工できるカッターミキサーの実演会、各種機器のメンテナンス講習会、新規開業支援コーナーなどを設ける。
同社は今年設立70周年を迎える。技術力や開発力を背景にものづくり企業としての地歩を固めてきたが、ユーザーとの信頼関係構築も同社の強み。厨房レイアウトの提案や納入後のアフターフォローは高い評価を得ている。展示会もユーザーとの距離を縮める格好の場と言える。同社は「今後もサポートと新規開拓を行っていきたい」としている。
入場は事前登録制。申込みは右記ホームページより。http://www.aicohsha.co.jp/1/?p=7534
展示会では同社スタッフが機器を実演する