オートケーサーや光学式かみこみ検査機など新機種提案

 イシダは「幸せな食卓のために」をテーマに掲げ、新製品の「オートケーサー」、「光学式かみこみ検査機」、「金属検出機」、「ウェイトチェッカー」の4製品を出展する。コンピュータスケールやX線異物検出機、縦型ピロー包装機、電解次亜水生成機、トレーシーラーのベンダー向けシステムラインなどを併せて出展する。グループ企業である、新光電子、日新電子工業と共同出展し、幅広い提案を行う。

省スペースを実現する「オートケーサー」、今年6月のFOOMA
でも紹介したが、来場者は実演などに関心を寄せていた

 新製品の「オートケーサー」は自社開発のパラレルリンク機構を搭載。従来は人手に頼っていた多様な積み方が可能となった。省人化だけでなく、コンパクトな本体により、生産現場の省スペースにも貢献する。オートケーサーは高精度組み合せ計量機や縦ピロー包装機、検査機器と連動した“オールイシダ”製品で構成する食品製造ラインのトータルメリットを紹介する。
 「光学式かみこみ検査装置」は商品の品質の低下を招く包装品のシール不良を検査する装置。これまでのX線異物検査で培った技術と進化した画像処理技術を活用し、シール部のシワや商品の割れ、欠品のほか、背張りと横シール重なり部への噛み込みも高精度で検査できる。また検査部と操作部が独立したモジュール設計のため、ユーザーのニーズに合わせたレイアウトができる。
 「金属検出機」は最適なアルゴリズムを適用することで、製品影響を低減し、実用感度を向上させ、快適な操作性を実現する。
 「ウェイトチェッカー」は従来機よりも精度・操作性が向上し、ユーザーの製品品質や生産性の向上に貢献する。またフェイルセーフを強化した。
 その他、スキンパック包装などの新しい包装形態を提案する「トレーシーラー」、高精度検査で製品品質を向上する「X線異物検出装置」、食品製造現場の衛生管理に役立てる「電磁次亜水生成機」などを出展する。
 出展社プレゼンテーションセミナー(8日、11時〜11時30分)では、食の安全・安心と生産性向上に役立つ質量検査の最新技術の紹介する。

 フードエンジニアリングタイムス(FEN)2014年10月1日号掲載