三菱電機ビルテクノサービスは、4月から施行される「フロン排出抑制法」への対応に特化した、冷凍・空調設備機器保守、管理の新たなサービスメニュー「フロン漏えい検査契約」を1日から提供を始めた。
オゾン層の保護と地球温暖化対策のため、フロン排出抑制法が4月から新たに施行される。これにより業務用冷凍・空調機器の所有者(管理者)は、「定期・簡易点検」、「点検の記録」、「フロン漏えいがあった場合の報告」などが義務付けられる。
同社がそれまで提供していた冷凍・空調保守サービスの「通常点検メニュー」には、フロン排出抑制法で義務付けられる作業項目が含まれているが、新サービスメニューはこの法対応に特化した。これにより同社は新規顧客の獲得を図り、冷凍・空調機器の保守契約の拡大を目指す。目標は新規契約台数30万台。
「フロン漏えい検査契約」の特長は以下の通り。
(1)有資格者による機器点検
フロン排出抑制法により定められた検査項目を、有資格者(第一種冷媒フロン類取扱技術者)が点検・作業する。
(2)機器の所有者(管理者)の管理、報告業務をサポート
機器の点検や修理、冷媒の充てん・回収など履歴の記録・保存の業務を支援する。
同社は全国約280カ所の事業所、24時間365日対応の9カ所の情報センターを通じて、全国約42万台の冷凍・空調機器の保守、管理を行っている。