国内外で自動検査機の需要拡大、海外投資強化へ
商品パッケージの噛み込み検査を
高感度化したＸ線検査機
アンリツは新たな中期経営計画「ＧＬＰ2020」と前３月期の業績概要をこのほど発表した。連結売上高は859億円（前期比1.9％減）と減収だったものの、事業別ではＸ線検査機や金属検出器、重量選別機の製造販売など、アンリツインフィビスが中軸を担うＰＱＡ（Products Quality Assurance）事業が売上高225億円（前期比15％増）、営業利益20億円（同51％増）と大幅な増収増益を達成した。
要因として食品、医薬品メーカーの品質保証ニーズが国内外とも高く、積極的な投資が継続していることを挙げた。一方で新型Ｘ線検査機の市場投入や海外の生産・販売体制の強化も奏功し、2014年度に比べて売上高は1.4倍、営業利益は約４倍にまで伸びた。
「ＧＬＰ2020」では�。慇�検査機をキーソリューションとした欧米市場の開拓、�▲蹇璽�ライゼーションによる市場ニーズへの的確な対応とグローバルビジネス改革、�９睇娉嘆礎優愁螢紂璽轡腑鵑罰こ哀咼献優抗搬腓砲茲詬�益体質の強化を基本戦略に掲げている。
具体的には�／靴燭淵札鵐機爾箍菫�認識、信号解析技術の開発、�∪こΤ特楼茲任糧稜筺κ歇藺寮�の確立、�２そ�市場と薬品検査市場への本格参入を想定している。
ＰＱＡ事業の世界市場規模は2000億円程度と推定され、そのうち８割以上が海外であることから、中計でも海外ビジネス拡大に向けて投資を強化するとしている。海外売上げ比率を前期45％から2020年までに55％に引き上げる。売上高は今期235億円、2020年は260億円を見込んでいる。