宮城産銀鮭の共同購入を開始、持続可能な養殖を確認

 生活クラブ連合会(東京都新宿区)は宮城県内で環境負荷をかけずに養殖した銀鮭の「宮城県産生ぎんざけ切り身(骨取り)」の共同購入を10月から始める。すでに取り扱っている天然の秋鮭、紅鮭に、養殖生産が一般的な銀鮭が新たに加わる。

 生産者は宮城県漁業協同組合。生活クラブは2019〜21年にかけて産地視察を重ね、環境負荷をかけない、持続可能な養殖法であることを確認した。

 今回の「切り身」は加熱用。フィレ加工後に手作業で骨を取り除いているため、幼児や高齢者も食べやすい。身はふっくらとして、脂肪分が多いため「塩焼き」がおすすめだが、バターでソテーしてムニエルにしたり、キノコと一緒に味噌やマヨネーズを入れたホイル焼きにしたりもできる。

 生活クラブは安定して調達することで、漁業を基幹産業とする宮城の活性化にも貢献したい考え。「持続可能な漁業による地域づくりを生産者とともにめざす」としている。

         「宮城県産生ぎんざけ切り身(骨取り)」の塩焼き