味噌づくりを楽しめる体験型施設を新設

 マルコメは長野県大町市にある天然醸造味噌を長期低温熟成する施設「美麻高原蔵」の一部を一般人が味噌づくりを体験できる施設に改修し、みその日の10月30日リニューアルオープンした。本社工場の一般見学受付も同日から開始した。

       味噌蔵外観

 長野県大町市は立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口。アルプスの山々に囲まれた市内東部の美麻高原は標高1000mにあり、冷涼な環境が味噌の長期熟成に適している。同社の美麻高原蔵では、長野県を流れる清流・矢作川の源流が育んだ美しい根羽杉の木樽に、職人の技で仕込まれた天然醸造の味噌をはじめ、こだわりの味噌がゆっくりと時間をかけて低温熟成されている。
 今回、美麻高原蔵にある蔵のうち1棟を一般人が楽しめる施設に改修した。「味噌の手づくり教室」や「味噌の食べ比べ教室」が体験できる観光施設になった。また、近隣の白馬村を訪れる外国人観光客をはじめ、インバウンドに向けた外国語表示や案内スタッフの充実を図った。
 また、今回のリニューアルオープンに合わせ、これまで近隣の小学生を中心に行ってきた本社工場見学の一般受付を開始した。

 体験施設は長野県大町市美麻8787-3。県道31号線(大町街道)から、県道393号線、大町市美麻運動場方面へ入り約1km。バスは信濃大町駅や長野駅から出ている。体験内容によってはインターネット( https://www.marukome.co.jp/miasa/detail03.html )か電話(026-226-0258)で予約する。
 工場見学は長野県長野市安茂里883。上信越道長野ICから25分。見学は月曜日〜金曜日 13:30〜1日1回実施する。展示パネル、生産ライン、こうじ室(むろ)などを60分間で見学する。無料。インターネット(https://www.marukome.co.jp/factorytour )か電話(026-226-0258)で予約する。