ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ2019、いよいよ来週開催
新型ロボット続々、ＨＡＣＣＰ対応も充実
伊藤忠マシンテクノスはソフトロボットハンド
を展示する（写真は昨年）
日本食品機械工業会（海内栄一会長）は「食の技術のニッポン力。」をテーマに、アジア最大級「食の技術」の総合トレードショー「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ2019（国際食品工業展）」を東京ビッグサイトで７月９〜12日開催する。西展示棟と南展示棟に690社が出展する。
ＦＯＯＭＡは原料処理から包装・物流まで食品製造プロセスのすべての分野を網羅しているのが特徴だが、今回は来場者のニーズと時流の変化に合わせて「エンジニアリング・ロボット・ＩｏＴ」分野を新設した。
ロボットメーカーなど61社が南展示棟に集結する。�螢◆璽襯謄�は小柄な成人女性サイズの人協働ロボットを出品し、弁当にから揚げを盛り付ける作業を実演する。
伊藤忠マシンテクノス�蠅亙胴颯愁侫肇蹈椒謄�クス社製のロボットハンド、スートブリ�蠅論�浄剤で丸洗いできる高速ピッキングロボットを展示する。各社とも人手不足対策や労働時間短縮、生産性向上などの課題に対して、デジタル技術による解決策を提案する。
昨年６月に食品衛生法が改正され、ＨＡＣＣＰに沿った衛生管理が制度化された。そこで同展でも食品業界の関心の高まりを受け「衛生対策・管理」分野を西展示棟に集約する。次亜水生成装置や電解水生成装置、ＨＡＣＣＰ対応ブラシ、防虫対策商品、食品工場用ウェアなどを展示し、対応が急がれるＨＡＣＣＰ対策について商品提案や情報発信を行う。
ＡＢＣクッキングの創業者、志村副社長が講演
食品機械メーカーもロボットを使った省人化を
提案する（写真は昨年）
西展示棟１階アトリウムにはステージを設け、国内外の大学・研究者らがポスターセッションや口頭発表会によって研究成果を報告する「アカデミックプラザ」のほか、「海外市場展開相談コーナー」、「海外市場展開セミナー」などを実施する。
恒例の「ビジネスフォーラム」（入場無料）では、料理教室をクッキングスタジオという新分野に進展させた��ABC Cooking Studioの創業者である志村なるみ副社長が「若い女性の心を掴（つか）んだABC Cooking Studioとイノベーション」と題して７月10日（水）講演する。来場者だけでなく出展社も参加できるよう配慮し、講演時間を閉館後の午後５時〜６時半としている。
また、元新体操日本代表の畠山愛理さんは“１日広報委員長”として会期初日に会場を視察し、アトリウムステージで行われるトークイベント（16：00〜16：35）に出席する。
入場方法が変わる、クイックパスで簡単に
今回から入場方法が変わる。カウンターで登録して入場する従来の方法に加え「クイックパス」方式を導入する。公式ＷＥＢサイトで必要事項を入力し、プリントアウトした「クイックパス」を持参すればスムーズに入場できる。
会場入り口は西展示棟、南展示棟合わせても３カ所に限られるため、混雑が予想される。ＦＯＯＭＡ事務局は「クイックパス利用者向けに豪華賞品が当たる抽選会を行うなど様々な特典を用意している。ぜひ活用してほしい」と呼びかけている。
会期中は国内外から10万人以上が来場するとみられる。
昨年は４日間で10万210名が来場した